秘密の陰陽師 【参】




「そして、今日の朝方ついに狐軍の城が燃やされたんだ。璃玖様はすぐに狐軍を避難させて、今は多分1人で戦われている…」




ドクッと心臓が嫌な音を立てた




「嘘でしょ…こんな大人数相手にしかも燃えているお城の中で1人で戦ってるっていうの?!」




そんなの勝ち目ないじゃない…




「璃玖様のあの顔を見ると
止められなかったんだ…」




「とにかく私は璃玖を助けにいく!
柊は避難している狐軍の皆をなるべく
安全なところへ移動させてあげて!」




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