秘密の陰陽師 【参】
「怪我しないでよね」
「お前こそ」
「じゃあ行くよ」
そう言って私は結界を解いた
璃玖は狸へむかって走っていく
「狐火!」
璃玖がそう言うと璃玖の手からはボッと
青い炎が現れる
「うそでしょ…」
璃玖…狐火使えたの…
さすが純血の息子だね
私も負けてられないね
「我が名は一ノ瀬。陰陽の血を引くもの。
雷神よ我と通じそしてその力を」
私がそう唱えるとゴロゴロと雲が鳴り、
そこから雷神が降りてくる