秘密の陰陽師 【参】




フラフラとする足を踏んばる




「璃玖そこを退いて!」




私は狸と戦っている璃玖に声をかける




私の声を聞いて璃玖が狸から離れた




それを確認して私は狸へむかって一目散に走る




「電爻落兌伴場調伏急急如律令!!!」




そう叫び、狸に向かって術を発動させた




だが




「やめろ葵!!!!!!!」




璃玖の叫び声で私は本能的に
術をそらしてしまった。




私の電気の術は狸からずれて
後ろの木に直撃した




一瞬でその木は焼け落ちる





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