秘密の陰陽師 【参】




「っうぁ…っ」




体力も霊力も限界になり私の口からは血が出た




「くっ…」




璃玖も限界のようだ。




その場に倒れて立ち上がれない




「璃玖様!!!葵!!!」




柊の叫び声が聞こえる




私は意識が朦朧とするなか、
立ち上がり璃玖の元へ足を進める




「り…っく…」




璃玖の元にたどり着くと私はガクッと倒れこむ




「あ…お…い…」




璃玖の意識も朦朧としてるみたい




「やめてくれ!!!!たのむ!!!!」




柊の泣き声が混ざった叫びが耳に響き渡る




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