秘密の陰陽師 【参】
「無茶するなって言ったのに
お前と言う奴は…」
呆れたようなそんな声が聞こえる
「…っふっ…」
私の目からは涙が流れた
この炎の中、
1人で飛び込んでいくのはすごく怖かった。
頑張って戦ったけどもう半分死を意識していた
「よく頑張りました」
そう言って私の頭をポンポンと撫でる
私は相変わらず涙を流している
「疲れただろう。すこし休め」
そう言われ、
暖かい体に包まれて私は意識を手放した