秘密の陰陽師 【参】



俺と狸は声のする方を見た




「っあなたは!!!」




狸がその人物を見た瞬間、
目を見開き体が固まるのが分かった




やっと来たか




「おせぇよ金狐」




そう、俺たちの目の前に現れたのは
妖界現国王、九尾こと金狐だった




俺は安心と同時に葵に傷がついていないかを確かめた




よかった…葵は大丈夫みたいだ




一方で俺の腕から流れている血は止まらない




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