秘密の陰陽師 【参】



「お前が第2妖界で随分と荒い事をしていると耳に入ってな。どういう事か説明してもらおうかクロデラス」




九尾はクロデラスと呼ばれる狸をじっと見つめた




「俺はっ…その…」




国王の登場によほど動揺しているのかまるでさっきまでとは別人だ




「第2妖界のことは前々から耳に入っていた。
手荒な真似はしたくない、狐と狸、そして鬼の大将をこの屋敷に集めろ。20分後話し合いを始めるぞ」




九尾はクロデラスにそう言った




「かしこまりました…」




よほど九尾が怖いのかクロデラスは返事をするとそそくさとその場を後にした




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