秘密の陰陽師 【参】



「では第2妖界次期国王はハチョウに任せることにする。国王補佐にはクロデラスについてもらう」




九尾は3匹をみてそう言った




「「「はい」」」




クロデラスは国王になれなかったことに少し
不安げな顔を見せたがそれで納得したようだ




そうして第2妖界の長い長い抗争は幕を閉じた




話し合いが終わり、俺は葵の元に向かった




葵は狐軍の仲間達が守ってくれていた




「葵はまだ目が覚めないのか?」




葵に寄り添い、心配そうな目で見つめていた狐にそう聞いた




「はい…命に別状はないのですが…まだ目覚めません」




目に涙を溜めながらそう答える狐




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