秘密の陰陽師 【参】
「うそ…っ」
狐火?!
驚きすぎて息をするのも忘れる
金狐の手から出た炎は狐火(キツネビ)と言って狐の妖の中でも圧倒的な力を持つ者しか
使えない技だからだ
て事は…金狐は本当に…
妖界の国王…
て言うかこんな所で狐火使われちゃやばい!
学校全体が一瞬でまる焦げだ
「きっ金狐…」
慌ててそう言うと、金狐の手からは狐火が消えた
「どうした?葵殿?
今すぐこのガキ二人を始末するからちょっと待っててくれ」
そう言って再び狐火を灯らせる