ドクターと恋を始めました。【完】
愁side




「愁(シュウ)〜、

プシ科で過呼吸起こした子がこっちに入院するらしい。」


「プシ科の子が入院してくんの?」



医局でコーヒーを飲みながらくつろぐ
俺は海堂 愁(カイドウ シュウ)


今年28歳で心臓血管外科の医者をしてる。


本来この年齢は研修医なんだけど、先月までアメリカの方で医者をしていた。




「さっき検査して結果出たらしいけど、どうやらその子はAP(狭心症)らしいね。」




そして、さっきから話してる相手は内科の研修医の楠見 怜於(クスミ レオ)

結構昔からの腐れ縁ってやつ。




「年齢は?」


「確か、17歳の高校3年生で…、

あっ、結構寝顔はかなり美女だった。

そういや、主治医は愁になってたぞ。…って、愁知らなかったのか?」




ん?俺が主治医?


親父、勝手に決めやがったな。


当分は特定の患者は付けないとか言っときながら矛盾してるし。




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