ドクターと恋を始めました。【完】
琴音side
「…っ、…ことね。」
「…え、あ、愁さん おかえりなさい。」
あれ、愁さんが帰ってきていることすら気づかなかった。
「どうしたの琴音?悩み事でもあるの?」
「いや、特にないけど…、、」
クスッと笑って私の頭を撫でてきた。
この顔は何もかも見透かしている顔。
「…琴音、誰かに告白された?」
「え、…どうして?」
本当に愁さんは怖いほど私の身の回りで起きていることを知っている。
「琴音、理於君に告白されただろ?」
?!
いつもどうして何もかも見透かしているの?
嬉しいけど、少し怖い。
「何で知ってるの、って顔してるね。理於君本人からさっき電話があったからね。」
「…理於君から?」
「そう、俺に堂々と宣戦布告をしやがってきた。理於君、俺になんて言ったと思う?」
「…わからない。」
理於君は本当によくわからない。
さいきん知り合って、
たまたま席が隣であった。
そして、偶然に楠見先生の弟だと知った。
それから、私の面倒を少し見てくれた。
私にとってはただそれだけの存在だった。
「…っ、…ことね。」
「…え、あ、愁さん おかえりなさい。」
あれ、愁さんが帰ってきていることすら気づかなかった。
「どうしたの琴音?悩み事でもあるの?」
「いや、特にないけど…、、」
クスッと笑って私の頭を撫でてきた。
この顔は何もかも見透かしている顔。
「…琴音、誰かに告白された?」
「え、…どうして?」
本当に愁さんは怖いほど私の身の回りで起きていることを知っている。
「琴音、理於君に告白されただろ?」
?!
いつもどうして何もかも見透かしているの?
嬉しいけど、少し怖い。
「何で知ってるの、って顔してるね。理於君本人からさっき電話があったからね。」
「…理於君から?」
「そう、俺に堂々と宣戦布告をしやがってきた。理於君、俺になんて言ったと思う?」
「…わからない。」
理於君は本当によくわからない。
さいきん知り合って、
たまたま席が隣であった。
そして、偶然に楠見先生の弟だと知った。
それから、私の面倒を少し見てくれた。
私にとってはただそれだけの存在だった。