ドクターと恋を始めました。【完】
「『俺もあいつ好きなんで諦めることできません。』って言ってきたよ。
琴音1日学校行っただけで理於君にどんな魔法をかけたんだよ。
はぁー…、こんなことなら本気で琴音を監禁しとけば良かった。」
どうして愁さんは分かってくれないんだろう。
あたしは、こんなに愁さんのことが本当に大好きなのに。
何が愁さんを悩ませてるの?
どうすれば分かってくれるんだろう。
正直、あたしは好きになりすぎて怖い。
いつか愛想つかれたときに、好きすぎて離れられなくなりそうで…、
「…っ、ごめ、… ゲホッ、、」
「大丈夫だ、ゆっくり深呼吸をしろ。」
何故か、呼吸が出来ない。
とても苦しい。
こんなこと、昔もあったような気がする。
嫌だ、怖い。
昔のことまでも思い出してしまいそうで。