ドクターと恋を始めました。【完】
CASE6
琴音side





「行ってきますー!」


「あ、こら!待て琴音。
まだ朝の聴診も何もしてないだろ。」




……そう、何もしていない。



だけど!!!昨日のことを思い出したら顔を合わせられない。


無理、、本当に無理。


何であたし、昨日あんな大胆すぎる告白をしてしまったんだろう…!!!



嫉妬の塊じゃん…。



こんなの、『重すぎる。』って言われて嫌われるオチだよ。




「やだっ!!…体調悪くないから!!」




とにかく今は愁さんの顔を見たくなかった。

あの言葉に偽りなんてないけど、いざ真正面から向き合ってみると恥ずかしくてたまらない。


その後、何故かあたしは泣き疲れて寝てしまった…、こんなの、小さい子どもと一緒じゃん!!!




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