ドクターと恋を始めました。【完】
愁side





よくやく眠ってくれた琴音。




情緒不安定すぎて体調も崩しやすい今だからこそ俺が支えないといけないのに俺は琴音に何もしてあげられない。



…悔しい。



安心させてあげたい。



だけど、PTSDというものは自分で克服するのがいちばんいい方法。



もちろん、1人では治すことはできない。



だが、やはり前向きに、ポジティブ思考に考えられないのは仕方ないことなのだろう。




「…ごめんな。」




こういう時に支えてあげられるようになりたい。

心理カウンセラーの資格でも取ろうか。



兎にも角にも

琴音の場合は、心の視野をこれからどういうふうに広げていくか。



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