ドクターと恋を始めました。【完】
CASE2
琴音side
「おっはよーう、女神のななちゃん!」
あたしは今日も元気に振る舞う。
昨日から、心身共に元気といえる状況でもないんだけどね。
「…おはよう。琴、何かあったの?」
何かあった、どころの問題じゃない。
昨日突然、心臓の病気といわれた。
心のどこかで嬉しい気持ちがある。
…ようやく、周りの望み通りになる。
やっと、あたしは楽になれるんだ。
「なーんにもないよ!」
「…そう?ならいいけど。」
ななちゃん、あと少しだけあたしのワガママに付き合ってください。
きっと、ななちゃんも凪ちゃんもあたしが “人殺し”ということを知った時は軽蔑する。
だから、まだ秘密にさせておいてください。
「2人共、おっはようさんっ!」
暫くして、凪ちゃんも登校してきた。
あと何日この2人と過ごせるのだろう。
あと何回、『おはよう』って言えるだろう。
「おはよう、凪ちゃん!」
「そういえば、こっちゃんは昨日あの時間に何してたのー?」
正直に言えば、病院です。
…なんて、死んでも言えません。
「うーん?用事を済ませに隣の街に…。」
「おっはよーう、女神のななちゃん!」
あたしは今日も元気に振る舞う。
昨日から、心身共に元気といえる状況でもないんだけどね。
「…おはよう。琴、何かあったの?」
何かあった、どころの問題じゃない。
昨日突然、心臓の病気といわれた。
心のどこかで嬉しい気持ちがある。
…ようやく、周りの望み通りになる。
やっと、あたしは楽になれるんだ。
「なーんにもないよ!」
「…そう?ならいいけど。」
ななちゃん、あと少しだけあたしのワガママに付き合ってください。
きっと、ななちゃんも凪ちゃんもあたしが “人殺し”ということを知った時は軽蔑する。
だから、まだ秘密にさせておいてください。
「2人共、おっはようさんっ!」
暫くして、凪ちゃんも登校してきた。
あと何日この2人と過ごせるのだろう。
あと何回、『おはよう』って言えるだろう。
「おはよう、凪ちゃん!」
「そういえば、こっちゃんは昨日あの時間に何してたのー?」
正直に言えば、病院です。
…なんて、死んでも言えません。
「うーん?用事を済ませに隣の街に…。」