ドクターと恋を始めました。【完】
「あ″ー、腹減った。」
「あ、カンファどーだった?」
「至って普通じゃねーの?てか、雄貴先輩オフとか聞いてねーし!」
カンファレンスが終わり、
外科病棟の待合室で怜於に会った。
「昨日、テンション高かったのは今日がオフだったからか。」
納得したように怜於がこたえた。
そういえば、昨日あの人やけにテンション高かったような記憶がある。
「オペするならバイパス手術だよな〜。
あ、そういえば琴音ちゃん朝から熱出してたから解熱剤うってる。」
「え、熱?…体温は?」
「BTは39度前後、BPも高め、脈も乱れている、…ってことで回診行ってこい。」
「…おう?」
俺が来たのはお昼前だった。
ま、昨日色々忙しすぎて昼出勤。
そのまま、カンファレンス。