ドクターと恋を始めました。【完】

今、言う事なのかわからないけど、
今、この気持ちを伝えたい。




「あたし、海堂先生のこと……


────────── 好きだよ。」




いつの間にか、海堂先生はあたしの心の中にいて心の中に留まりに続けて、


あたしにとって大切以上の存在になった。



別に両思いになりたいわけじゃなくて、


今、言わないと後悔すると思った。




「…っ？！

あーっ、もう！まじで何なの。
何で琴音はそんなに余裕でいられるの？

…俺なんて、こんな時でも琴音に関しては余裕ないっつーのに。」




センセイの顔、真っ赤だ。

でも、やっぱり色々な表情をする先生をこれから先も見たいって思う。




「…俺の方が、琴音のこと愛してるから。」


「…っ？！」




たまに、センセイのことをズルいと思う。
本当にズル賢いセンセイ。



あたしは、どうしたらいいんだろう。


…でも、これだけは言える。




「あたしも愛してます。」