ドクターと恋を始めました。【完】
愁side





点滴をうってから
疲れ果てたように眠った琴音。


本当に単純なのか…?




「愁も大変だね〜、カノジョさんがこんなに無防備に目の前で眠られていて。」


「…そうっすね。」




そう言いながら雄貴先輩が笑っていた。




「病人なんだから襲うなよ〜?…ってことで、俺は外来入ってるから行くわ。」


「…襲いませんよ、(多分)」




寝顔を見てたら、やばいけど。
てか、余裕なさすぎて俺ダサいじゃん。


好きすぎて、気が持たない。


平常心になれない。




「好きすぎて、無理かもしれない…。」




もっと琴音のことを知りたい。
俺しかしらない琴音にしたい。


多分、そう思ってるだけで独占心が高すぎて琴音にひかれるかもしれない。


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