A space station
Prologue
みんなの躰にはある一定のリズムを保った心臓
まるで屍のような、血のかよっていない私の肌
まがいもののような私の髪の毛
最近、どことなく他人と私との違いがかんじられる
私という存在はなんなのだろう
その答えはみつかるのだろうか
今は不安で不安で仕方がない
---―人間の手で作った第二の月がみょうに眩しい