猫足バスタブに愛を
なんなら狼じゃなくて、虎やライオンでもいい。
とりあえず私は偽物の皮を被り、造り笑顔を見せるのが嫌なだけだ。
強がりとかじゃなく、一人でも生きていける強さが欲しい。
でも、それ自身が強がりなのだろうか?
実際には小心者で臆病な私が、そんな強さを手に入れることは不可能なのだろうか?
……そんなの信じないし、信じたくもない。
でももしそうなら、将来私を分かってくれる人と付き合いたい。
その強さを持っている人と。
それが彼氏でも友達でも、そうじゃなかったら犬や猫やハムスターでもいい。
誰でもいいから私を分かってほしい。
そう願い続けている。
_