猫足バスタブに愛を




駅から家まで徒歩十分。



途中でコンビニに寄り、カップアイスを買った。





今日を頑張った自分へのご褒美。


そしてソレを食べながら帰路に着く。





最近暑くなったお陰で、冷たいアイスがやけに美味しく感じる。


熱くなった口内が、アイスを徐々に溶かしていった。





…やっと今日が終わった。





そう思うのはいつものこと。


私にとっては毎日が同じことの繰り返しで、それが苦痛に感じる。




そう思うのはいつからだっただろうか。



確か中学生の頃はこんなこと思っていなかった。



学校に行くのが毎日が楽しかった。





それが今じゃどうだろうか。




学校が嫌で嫌でしょうがない。


というよりも、何も変化がない毎日が嫌で嫌でしょうがない。



きっと今高校を辞めたとしても、こんな毎日は続くだろう。






そうだ。

つまらないと思ったのは高校入ってからだった。




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