片恋
きみがすき。


あなたの声が好き。


あなたの笑った顔が好き。


あなたの頭を撫でてくれるその大きな手が好き。


あなたの愛を囁いて、口づけを与えてくれるその唇が好き。



でも、あなたがその瞳で一度も私のことを見てくれることは無かった。


あなたは私に笑いかける時、


頭を撫でる時、


愛を囁く時、


口付けをする時、


一体どこの誰を見ていたの?


私の向こうの誰を瞳に映していたの?


あなたが隣に居ない今となっては、もう遅いけれど。


少なくとも私はたしかにあなたに恋をしていました。


そして、今でも⋯⋯。


< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
月恋歌

総文字数/789

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る
やっぱりきみがすき。

総文字数/636

恋愛(その他)2ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop