ミステリアスなユージーン
中二階アイドルとやらのアンナがステージでピョンピョン飛び跳ねるごとに、彼女のメロンみたいな胸が激しく揺れている。
アイドルにしたら顔はそこそこだけど(ごめん)、胸は爆発的にデカイ。
私は人の流れがストップし、やむなく足を止めなければならなくなったついでに自分の胸をシゲシゲと見た。
……なんだ、この差は。同じ人間だというのに……。
その時、何の気なしにCDショップの客を見回した私の眼に、背が高く頭の小さい男性が映り込んだ。
あれは……あのモデルなみにスタイルのいい男性は……昨日会ったぞ。
漠然とそう思った私はすぐに我に返ると、咄嗟に瞬きを繰り返した。
……嘘……!
さ、佐渡君じゃん!
なんと、マニア向けCDショップのど真ん中に佐渡君がいたのだ。
他のマニアックな男性に混じって。
……マジ?!
思わず眼を見開く私に気づく様子もなく、佐渡君はステージ上の中二階アイドルを凝視している。
「ア・ン・ナ!」
「毎日毎日アイラブユー!」
周囲の男性客が縦揺れする中、佐渡君の身体も同じように揺れているのがハッキリ確認できた。
……幻ではないようだ。
…………。
アイドルにしたら顔はそこそこだけど(ごめん)、胸は爆発的にデカイ。
私は人の流れがストップし、やむなく足を止めなければならなくなったついでに自分の胸をシゲシゲと見た。
……なんだ、この差は。同じ人間だというのに……。
その時、何の気なしにCDショップの客を見回した私の眼に、背が高く頭の小さい男性が映り込んだ。
あれは……あのモデルなみにスタイルのいい男性は……昨日会ったぞ。
漠然とそう思った私はすぐに我に返ると、咄嗟に瞬きを繰り返した。
……嘘……!
さ、佐渡君じゃん!
なんと、マニア向けCDショップのど真ん中に佐渡君がいたのだ。
他のマニアックな男性に混じって。
……マジ?!
思わず眼を見開く私に気づく様子もなく、佐渡君はステージ上の中二階アイドルを凝視している。
「ア・ン・ナ!」
「毎日毎日アイラブユー!」
周囲の男性客が縦揺れする中、佐渡君の身体も同じように揺れているのがハッキリ確認できた。
……幻ではないようだ。
…………。