キミは甘のじゃく

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「疲れた」

ゴルフバッグを担いだ古賀くんが帰宅したのは夜になってからだった。

「こんな暑い日にゴルフなんてするもんじゃねえな、まったく」

スポーツ万能な古賀くんも接待ゴルフは苦手なようである。

クタクタになったのかソファに身体を預けると腰掛けるとそのまま天を仰いでいる。

「お疲れ様。先にシャワーでも浴びる?」

「さくら」

古賀くんはポンポンとソファの座面を叩いた。

「ちょっとここに座れや」

何ごとか?

嫌な予感はしつつも、言われた通りに古賀くんの隣に座ると……。

「きゃっ!!」

彼はひょいっと私の太ももの上に頭をのせてきたのだ。

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