ぶらばん!!
「はい、ではみんなそろったところで。いきなりだけど、新入生のみなさんには楽器、吹いてもらいます。」
新入生がざわつく。
「…え、まじかよ体験でも俺、音でなかったし…」
「みんなの前とかじゃないよね…??」
「わたし、やるなら自分のやりたい楽器がいい。」
意見はいろいろ。
はいはい、と部長らしき人がなだめる。
「もちろん、いきなりだから、1人ずつ音楽室Bでやるから安心して。じゃあとりあえず、順番はなんでもいいから、はい、一番前の子からどんどん…」
こくんと頷いた一番前の子は三つ編みで地味な感じの子だった。(失礼だけど)
…楽器を吹かせるのは、おおまかなことを決めるためだろう。
1人1人が早めに終わっているようで、あっという間にわたしの番だ。
「じゃ、最後の子、はいって」
「はいっ」
声を出した途端、皆がわたしを見る。
(あ、しまった、クセで)
すこし恥ずかしくなったので、足早に音楽室Bへ足を踏み入れた。
新入生がざわつく。
「…え、まじかよ体験でも俺、音でなかったし…」
「みんなの前とかじゃないよね…??」
「わたし、やるなら自分のやりたい楽器がいい。」
意見はいろいろ。
はいはい、と部長らしき人がなだめる。
「もちろん、いきなりだから、1人ずつ音楽室Bでやるから安心して。じゃあとりあえず、順番はなんでもいいから、はい、一番前の子からどんどん…」
こくんと頷いた一番前の子は三つ編みで地味な感じの子だった。(失礼だけど)
…楽器を吹かせるのは、おおまかなことを決めるためだろう。
1人1人が早めに終わっているようで、あっという間にわたしの番だ。
「じゃ、最後の子、はいって」
「はいっ」
声を出した途端、皆がわたしを見る。
(あ、しまった、クセで)
すこし恥ずかしくなったので、足早に音楽室Bへ足を踏み入れた。