挨拶~ぼくらのことば~


その彼女から今週末は会えないというメールをもらったのは僕の住む地域が入梅したと天気予報で言っていた日の朝だった。

ぐずついていた天気模様はまるで僕の心境みたいだと空を見上げて思ったことをよく覚えている。


それを境に会わない週末が増えていき、今日は一か月ぶりに会う。

いつもは仮眠をとるようにしていたけれど今日は眠れなかった。


慣れ親しんだ景色が段々と増えてくる。
あともう少しで目的地だ。

どんな表情でお互い顔を見合わせるのか。
彼女はどういう表情で僕を出迎えてくれるのか。



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