doctor×resident
♡♡♡♡ 栞side


「んぅ…。」


「あ、佐藤良くなったか?」



目が覚めると真っ白い天井が目に入る。

あれ…わたし?



「熱高高いからそのまま仮眠室運んできた。

明日は休んでいいから家帰って休めよ。」



「黒崎先生、ありがとうございます…っ。」


私がそう言うと、黒崎先生は何も言わず頭を数回撫でる。


その手が優しくて、心地よくて。



私の胸は思わずドキンっと高くなった。


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