doctor×resident
私の言葉に、黒崎先生の顔が険しくなる。



「当分入院だ。」


「そんなっ…!」



入院なんかしてる暇なんかないのに。


「バーカ、この状態で退院したってまた倒れるのが目に見えてんだよ。
今はしっかり治せ」



黒崎先生はそれだけいうとピシャリとドアを閉めた。



♡♡♡♡



「はぁ」


暇だなぁと思い私は病室を出て中庭へ向かう。


ベンチに腰掛け空を見上げれば、綺麗な青空が広がっていた。



「ねぇねぇ。」




ふと、のんびりしていれば突然肩を叩かれた。


パッと後ろを振り向くと、そこには見覚えのある顔が三つ。


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