doctor×resident
File*4
♡♡♡♡ 黒崎冬馬side
栞の様態が安定した退院してからはや2週間。
ここ最近変わったことといえば、俺達の呼び名。
職場では今まで通りだけど、ふたりのときは“冬馬”と“栞”で読んでいること。
新鮮で、ちょっぴり照れくさい。
栞の研修も四月の終わりごろまで。
あと1ヶ月半くらいだ。
そんなことを思いながら平和な日々を過ごしていた矢先、俺は三月という月を舐めていたかもしれない。
ーーピピピ
「うわ、マジかよ」
朝起きた時のだるさと頭の痛さで体温計を取り出し熱を測ればそこに記されていたのは39.4℃の熱。
栞の様態が安定した退院してからはや2週間。
ここ最近変わったことといえば、俺達の呼び名。
職場では今まで通りだけど、ふたりのときは“冬馬”と“栞”で読んでいること。
新鮮で、ちょっぴり照れくさい。
栞の研修も四月の終わりごろまで。
あと1ヶ月半くらいだ。
そんなことを思いながら平和な日々を過ごしていた矢先、俺は三月という月を舐めていたかもしれない。
ーーピピピ
「うわ、マジかよ」
朝起きた時のだるさと頭の痛さで体温計を取り出し熱を測ればそこに記されていたのは39.4℃の熱。