doctor×resident
消毒されて、宗大が打つ場所を探す。


「栞ちゃん、軽く腕抑えてて〜
手の甲はずれやすいから」


「わかりました。
黒崎先生失礼しますね」



あーいつもは逆の立場なのにやっぱり、慣れない。


「よし、冬馬ちょっとチクッとするよ〜」



宗大の掛け声とともに鋭い痛みがさした。


点滴は無事に入ると、今度は注射の準備。



さすがの俺でも心臓がバクザクした。



栞が腕をさっきより強めに抑え、宗大がさす準備をする。



「よし、ごめんな冬馬、痛いぞ」


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