國比呂少年怪異譚・第二夜
一応他にわかった事としては。

特定の日に集まってた巫女さんは相談役になった家の人。

かんかんだらは、危険だと重々認識されていながら、ある種の神に似た存在にされてる。

大蛇が山だか森だかの神だったらしい。

それで年に1回、神楽を舞ったり祝詞を奏上したりするんだと。

あと、俺達が森に入ってから音が聞こえてたのは、かんかんだらは柵の中で放し飼いみたいになってるかららしい。

でも六角形と箱のあれが封印みたいになってるらしく、棒の形や六角形を崩したりしなければ姿を見せる事は殆どないそうだ。

供養場所は何らかの法則によって、山や森の中の限定された一部分が指定されるらしく、入念に細かい数字まで出して範囲を決めるらしい。

基本的にその区域からは出られないらしいが、柵などで囲んでる場合は俺達が見たみたいに外側に張りついてくる事もある。

わかったのはこれぐらい。

俺達の住んでるとこからはもう移されたっぽい。

二度と行きたくないから確かめてないけど、1年近く経ってから柵の撤去が始まったから、多分今は別の場所にいるんだろな。









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