國比呂少年怪異譚・第二夜
変だと思ったのは、『ヒサルキ』の事は園児の親も知らなかった事。
子供がそんな言葉を使っているところも、誰1人覚えていなかった。
テレビや本のキャラクターでもなかった。
すると保母さんの1人が、昔そんな名前の絵を見た事がある、と言い出した。
子供が描いた絵は返してあげるので保育園には残っていない。
ただ、絵を描いた子がその保母さんの近所の子だったので名前を覚えていた。
「その子に訊いたら?」と友達が言うと、その保母さんは「引っ越した」と答えた。
子供がそんな言葉を使っているところも、誰1人覚えていなかった。
テレビや本のキャラクターでもなかった。
すると保母さんの1人が、昔そんな名前の絵を見た事がある、と言い出した。
子供が描いた絵は返してあげるので保育園には残っていない。
ただ、絵を描いた子がその保母さんの近所の子だったので名前を覚えていた。
「その子に訊いたら?」と友達が言うと、その保母さんは「引っ越した」と答えた。