國比呂少年怪異譚・第二夜
帰りの車の中で、残っていた女の子に「昨日はうるさかったんじゃねーの?」と訊くと、 「それほどでもかったけど…」と言ってから、こんな事を話した。
「あの時、音楽が聞こえてきたんで、何やってるんだろう、って思って、窓からあの建物をみていたら、明るい窓の下に小さく明かりが灯って。 で、また消えたと思ったら、1階の戸が開く音がしたんだ」
すると、昨日行ったメンバーのうちでMって奴が、それを聞いて 「マジかよ…」と呟き、話し出した。
「あの倉庫から階段上がった時に、踊り場あっただろう。 あそこの壁に、わかんにくかったんだけど扉があったんだよ。 その時は、何だろうって思ったけど、別に気にしてなかった。で、帰る時にその扉がほんの少し開いてたんだ。 俺、見間違えたのかな?って思ってたんだけど…」
「え?…って事は、俺らが飲んでたのって3階なの?」
俺は、ちょっと焦って聞いた。
「じゃあさ、1階に入った時、上で物音してたじゃん。あれって…」
「あの時、音楽が聞こえてきたんで、何やってるんだろう、って思って、窓からあの建物をみていたら、明るい窓の下に小さく明かりが灯って。 で、また消えたと思ったら、1階の戸が開く音がしたんだ」
すると、昨日行ったメンバーのうちでMって奴が、それを聞いて 「マジかよ…」と呟き、話し出した。
「あの倉庫から階段上がった時に、踊り場あっただろう。 あそこの壁に、わかんにくかったんだけど扉があったんだよ。 その時は、何だろうって思ったけど、別に気にしてなかった。で、帰る時にその扉がほんの少し開いてたんだ。 俺、見間違えたのかな?って思ってたんだけど…」
「え?…って事は、俺らが飲んでたのって3階なの?」
俺は、ちょっと焦って聞いた。
「じゃあさ、1階に入った時、上で物音してたじゃん。あれって…」