國比呂少年怪異譚・第二夜
ある日、ケイちゃん達にお祓いの仕事が舞い込んできたそうだ。
その人の用件を纏めると、『ヤバいものに憑かれてる知人が居る、坊さんも神主も霊能者もダメだった、その國人さんの力を借りたい』との事。
ケイちゃんと兄さんは話し合って、2人連れ立ってその男に会った。
一通り説明し、兄さんに憑いてるものは兄さん当人にも他の人間にも制御できず、また悪霊や呪いの類は『跳ね返す』だけで祓ってくれないかもしれない、周囲に被害が出るかもだからやめておけと告げた。
トキコさん達もこの時は不在だったので尚更だったそうだ。
どうやら男も『みえるひと』らしく、兄さんを見たら即座にハッキリと表情が固まった。
「………凄いね。この人マジ生きてるの?こんなんに憑かれても大丈夫な訳?これなら、本気でいけるかも」
男は本気になったようで、ケイちゃんがやめろと言うのにはとりあわず、頻りに兄さんに憑いてる『モノ』について訊ねてきた。
ケイちゃんは躊躇いつつも、他の『みえるひと』の意見を聞いてみたかったようで、更に説明をしていた。
その人の用件を纏めると、『ヤバいものに憑かれてる知人が居る、坊さんも神主も霊能者もダメだった、その國人さんの力を借りたい』との事。
ケイちゃんと兄さんは話し合って、2人連れ立ってその男に会った。
一通り説明し、兄さんに憑いてるものは兄さん当人にも他の人間にも制御できず、また悪霊や呪いの類は『跳ね返す』だけで祓ってくれないかもしれない、周囲に被害が出るかもだからやめておけと告げた。
トキコさん達もこの時は不在だったので尚更だったそうだ。
どうやら男も『みえるひと』らしく、兄さんを見たら即座にハッキリと表情が固まった。
「………凄いね。この人マジ生きてるの?こんなんに憑かれても大丈夫な訳?これなら、本気でいけるかも」
男は本気になったようで、ケイちゃんがやめろと言うのにはとりあわず、頻りに兄さんに憑いてる『モノ』について訊ねてきた。
ケイちゃんは躊躇いつつも、他の『みえるひと』の意見を聞いてみたかったようで、更に説明をしていた。