國比呂少年怪異譚・第二夜
いつか…元に戻るよね…。

そう思って、兄の元の姿を懐かしみながら、緑が一面に広がる田んぼを見晴らしていた。

兄との思い出を回想しながら、ただ双眼鏡を覗いていた。

…その時だった。














見てはいけないと分かっている物を、間近で見てしまったのだ。





< 45 / 186 >

この作品をシェア

pagetop