國比呂少年怪異譚・第二夜
やばいと思って、何とかこの場を離れようとエンジンを駄目元でかけてみた。
上手くかかった。
怖くて怖くて、急いで来た道を暗い中ぶっ飛ばして戻っていった。
娘は、隣でまだ呟いている。
「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。
ようやく街の明かりが見えてきて、ちょっと安心したが、娘の呟きが「はいれたはいれた」から「テン…ソウ…メツ…」にいつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。
上手くかかった。
怖くて怖くて、急いで来た道を暗い中ぶっ飛ばして戻っていった。
娘は、隣でまだ呟いている。
「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。
ようやく街の明かりが見えてきて、ちょっと安心したが、娘の呟きが「はいれたはいれた」から「テン…ソウ…メツ…」にいつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。