國比呂少年怪異譚・第二夜
どうやら一昨日Bのお母さんが電話していたのは別のとこらしく、話を聞いた先方はBを連れてこの家を訪ね、話し合った結果こっちに任せたらしい。
Bのお母さんは俺達があそこに行っていた間に、既にそこに電話してて、ある程度詳細を聞かされていたようだ。
葵が言う。
「基本的に、山もしくは森に移されます。御覧になられたと思いますが、6本の木と6本の縄は村人達を、6本の棒は巫女の家族を、四隅に置かれた壺は生き残られた4人を表しています。そして、6本の棒が成している形こそが、巫女を表しているのです。何故このような形式がとられるようになったか。箱自体に関しましても、いつからあのようなものだったか。私の家を含め、今現在では伝わっている以上の詳細を知る者はいないでしょう」
Bのお母さんは俺達があそこに行っていた間に、既にそこに電話してて、ある程度詳細を聞かされていたようだ。
葵が言う。
「基本的に、山もしくは森に移されます。御覧になられたと思いますが、6本の木と6本の縄は村人達を、6本の棒は巫女の家族を、四隅に置かれた壺は生き残られた4人を表しています。そして、6本の棒が成している形こそが、巫女を表しているのです。何故このような形式がとられるようになったか。箱自体に関しましても、いつからあのようなものだったか。私の家を含め、今現在では伝わっている以上の詳細を知る者はいないでしょう」