空と君とダイヤモンドと
⚾️第二試合⚾️
わからない好きな人の気持ち⚾︎
「えーりな!」
春休みの部活中。
グラウンドからワカが手を振ってる。
ワカの声に少し離れたところから塁くんがこちらを見たのがわかる。
何度もこうして目が合う。
塁くんとはもう無関係なのに。
何も期待してはいけないのに。
年明けにベランダで決別してから
塁くんとは部活以外で話すことはなくなった。
でも、全然好きがなくならないのはなんでだろう。
あんなに酷いことをされたのに。
本当は優しいのを知ってるから。
どうしても好きじゃなくなるなんてことができなくて。
ほんと自分でもバカだなって思うんだ。
「これもお願いしていいかな?」
塁くんがシャツを洗濯カゴに入れる。
「あ、はい」
塁くんの顔を見ずにカゴを持って通り過ぎようとする。
「大丈夫?重くない?」
洗濯カゴを支える。
「だい、じょうぶ」
塁くんの前だと全然うまくはなせない。
春休みの部活中。
グラウンドからワカが手を振ってる。
ワカの声に少し離れたところから塁くんがこちらを見たのがわかる。
何度もこうして目が合う。
塁くんとはもう無関係なのに。
何も期待してはいけないのに。
年明けにベランダで決別してから
塁くんとは部活以外で話すことはなくなった。
でも、全然好きがなくならないのはなんでだろう。
あんなに酷いことをされたのに。
本当は優しいのを知ってるから。
どうしても好きじゃなくなるなんてことができなくて。
ほんと自分でもバカだなって思うんだ。
「これもお願いしていいかな?」
塁くんがシャツを洗濯カゴに入れる。
「あ、はい」
塁くんの顔を見ずにカゴを持って通り過ぎようとする。
「大丈夫?重くない?」
洗濯カゴを支える。
「だい、じょうぶ」
塁くんの前だと全然うまくはなせない。