空と君とダイヤモンドと
「やっぱ俺じゃだめなんだよなー」
ワカがはぁっとため息をつく。
「ワカ?」
「とりあえず帰ろ」
ワカがカバンを持って歩き出したのであたしもベンチからカバンをとって後に続く。
「どんだけ俺がおもってもいつかは他のやつに持っていかれんだよな」
その言葉がすごい重そうで。
あたしのそばからワカがいなくなってしまいそうで思わずワカの腕を掴んだ。
「瑛梨奈?」
「あ、ごめん。なんかワカがいなくなっちゃいそうで」
「ははっ。なにそれ」
「だって…」
ワカと付き合えないくせに
ワカが自分のそばからいなくなるのは嫌だった。
なんてワガママなんだろう。
「瑛梨奈、俺がお前の近くにいないの嫌なの?」
「…嫌だ」
「なんで?」
「わかんないよ…」
ワカはいつまでもあたしの大切な人だと思う。
「俺のこと好きなわけじゃないし、俺と付き合えないくせにそれって酷だよな」
そう言ったワカの顔は見たこともないほど冷たい顔をしてた。
ワカがはぁっとため息をつく。
「ワカ?」
「とりあえず帰ろ」
ワカがカバンを持って歩き出したのであたしもベンチからカバンをとって後に続く。
「どんだけ俺がおもってもいつかは他のやつに持っていかれんだよな」
その言葉がすごい重そうで。
あたしのそばからワカがいなくなってしまいそうで思わずワカの腕を掴んだ。
「瑛梨奈?」
「あ、ごめん。なんかワカがいなくなっちゃいそうで」
「ははっ。なにそれ」
「だって…」
ワカと付き合えないくせに
ワカが自分のそばからいなくなるのは嫌だった。
なんてワガママなんだろう。
「瑛梨奈、俺がお前の近くにいないの嫌なの?」
「…嫌だ」
「なんで?」
「わかんないよ…」
ワカはいつまでもあたしの大切な人だと思う。
「俺のこと好きなわけじゃないし、俺と付き合えないくせにそれって酷だよな」
そう言ったワカの顔は見たこともないほど冷たい顔をしてた。