空と君とダイヤモンドと
「ワカ先輩の誕生日、このキャンプの最終日ですよ」
「知らなかった…」
最終日は毎年同じ日だから。
去年の最終日もワカは誕生日だったんだ。
あたしはあの時塁くんといい感じになりかけていたんだよね。
ワカの誕生日なんて気にしたことがなかった。
「なんで、こんなに何も知らない人が…」
「え?」
「あたしのほうが絶対ワカ先輩に相応しいです!」
あたしをキッと睨む。
「このキャンプの最後まであたし毎日来ますから!負けませんから」
睨んだままライバル宣言されたけど。
あたしは…
「負けるも何もあたしはワカのこと好きじゃないんだけど…」
「…え?」
彼女は拍子抜けしたようにへなへなと座り込む。
「あたしてっきりあなたも好きなのかと思ってました」
「あたしにとってワカは大事な友達だよ」
「そうなんですね…。じゃあ、ワカ先輩が見る女の子をあたしに変えさせればいいだけですね!ワカ先輩に毎日アピールするからっていっといてください!」
颯爽とグラウンドから走り去る。
「知らなかった…」
最終日は毎年同じ日だから。
去年の最終日もワカは誕生日だったんだ。
あたしはあの時塁くんといい感じになりかけていたんだよね。
ワカの誕生日なんて気にしたことがなかった。
「なんで、こんなに何も知らない人が…」
「え?」
「あたしのほうが絶対ワカ先輩に相応しいです!」
あたしをキッと睨む。
「このキャンプの最後まであたし毎日来ますから!負けませんから」
睨んだままライバル宣言されたけど。
あたしは…
「負けるも何もあたしはワカのこと好きじゃないんだけど…」
「…え?」
彼女は拍子抜けしたようにへなへなと座り込む。
「あたしてっきりあなたも好きなのかと思ってました」
「あたしにとってワカは大事な友達だよ」
「そうなんですね…。じゃあ、ワカ先輩が見る女の子をあたしに変えさせればいいだけですね!ワカ先輩に毎日アピールするからっていっといてください!」
颯爽とグラウンドから走り去る。