空と君とダイヤモンドと
「え?」
「塁さんに彼女がいなくなったんだよ?それでも俺といていいの?」
ワカの何もかも見透かしてるような瞳に目をそらしてしまう。
「…なに、それ」
「瑛梨奈?」
「あたしはワカといるって決めたの。そんな塁くんが彼女と別れたことでそれをナシになんてするつもりないよ」
そんなことでナシにするぐらいなら
最初からワカの彼女になんかなってない。
ワカだから、付き合いたいって思った。
誰でもよかったわけじゃないんだから。
「よかった」
ワカがあたしを壁に追いやる。
「ワカ?」
「めっちゃ不安でさ」
壁に押し付けられて、ワカの顔はあたしの肩に乗せられているので表情は読み取れない。
「…ワカ」
「塁さんがフリーになった時、瑛梨奈がフリーだったら間違いなく瑛梨奈にいくだろうし…」
「そんなのわからないでしょ。あたし、塁くんに〝好きになったことない〟って言われたんだよ?それなに思わせぶりな態度ばかりで…」
思い出したら腹が立ってくるぐらい。
塁くんはいつも思わせぶり。
振られてからも思わせぶりなことがたまにあるなんてどういう事なのかなと思う。
「塁さんに彼女がいなくなったんだよ?それでも俺といていいの?」
ワカの何もかも見透かしてるような瞳に目をそらしてしまう。
「…なに、それ」
「瑛梨奈?」
「あたしはワカといるって決めたの。そんな塁くんが彼女と別れたことでそれをナシになんてするつもりないよ」
そんなことでナシにするぐらいなら
最初からワカの彼女になんかなってない。
ワカだから、付き合いたいって思った。
誰でもよかったわけじゃないんだから。
「よかった」
ワカがあたしを壁に追いやる。
「ワカ?」
「めっちゃ不安でさ」
壁に押し付けられて、ワカの顔はあたしの肩に乗せられているので表情は読み取れない。
「…ワカ」
「塁さんがフリーになった時、瑛梨奈がフリーだったら間違いなく瑛梨奈にいくだろうし…」
「そんなのわからないでしょ。あたし、塁くんに〝好きになったことない〟って言われたんだよ?それなに思わせぶりな態度ばかりで…」
思い出したら腹が立ってくるぐらい。
塁くんはいつも思わせぶり。
振られてからも思わせぶりなことがたまにあるなんてどういう事なのかなと思う。