空と君とダイヤモンドと
「なんで…?」
あたしはすぐに電話を切っていた。
これ以上あの話を聞くのは辛かった。
どうしてあの人が、あたしとワカのことを知ってるの?
ワカがあたしに別れを告げたのは彼女のことが好きだから?
塁くんと別れたことを知って、ワカはあの人と付き合うことにでもしたの?
もしかしたらあたしはあの人の代わりだった?
元々好きだった?
でも塁くんと付き合ってたから諦めた?
「そうだったのかもなぁ…」
妙に納得してしまう。
あたしを好きになったのもあたしが塁くんを好きになったから。
今度は塁くんのことを好きな人を好きになることで当時の想いを叶えたかったのではないだろうか。
「ははっ。バカみたい」
ワカのことを本気で好きになろうとしてたなんて。
「瑛梨奈ちゃん?」
いつの間にかたどり着いていた寮の前。
好きだった声が聴こえる。
あたしをこう呼ぶこの声はただ1人。
あたしはすぐに電話を切っていた。
これ以上あの話を聞くのは辛かった。
どうしてあの人が、あたしとワカのことを知ってるの?
ワカがあたしに別れを告げたのは彼女のことが好きだから?
塁くんと別れたことを知って、ワカはあの人と付き合うことにでもしたの?
もしかしたらあたしはあの人の代わりだった?
元々好きだった?
でも塁くんと付き合ってたから諦めた?
「そうだったのかもなぁ…」
妙に納得してしまう。
あたしを好きになったのもあたしが塁くんを好きになったから。
今度は塁くんのことを好きな人を好きになることで当時の想いを叶えたかったのではないだろうか。
「ははっ。バカみたい」
ワカのことを本気で好きになろうとしてたなんて。
「瑛梨奈ちゃん?」
いつの間にかたどり着いていた寮の前。
好きだった声が聴こえる。
あたしをこう呼ぶこの声はただ1人。