空と君とダイヤモンドと
「どっちでも、いいじゃん…」
俺から目をそらそうとする瑛梨奈に
もう心は累さんだなと感じる。
いや、元々俺になんて向いたことなかったか。
「俺には関係ないか。付き合う必要のなかった元彼だもんな」
〝必要のなかった〟って言って自分できずついてる。
こんな心なんてなくなってしまえばいいのに。
「そんなことなんで言うの…」
「チョコちょーだいよ」
俺は瑛梨奈に手を伸ばした。
「え?」
「瑛梨奈のチョコ欲しい」
瑛梨奈と同じ目線になるようにしゃがんでもう一度手を伸ばす。
「なん、で…」
泣きそうな顔になる瑛梨奈にハッとする。
何やってんだよ。俺は。
瑛梨奈はまえに進もうとしているのに。
どうしても俺のことを考えて欲しいなんてバカなのか。
バカでもいい。瑛梨奈のことが好きなんだ。
「冗談だよ。累さんと楽しんでな」
瑛梨奈の頭に軽く触れて
「じゃあな」
寮の中に入っていく。
俺から目をそらそうとする瑛梨奈に
もう心は累さんだなと感じる。
いや、元々俺になんて向いたことなかったか。
「俺には関係ないか。付き合う必要のなかった元彼だもんな」
〝必要のなかった〟って言って自分できずついてる。
こんな心なんてなくなってしまえばいいのに。
「そんなことなんで言うの…」
「チョコちょーだいよ」
俺は瑛梨奈に手を伸ばした。
「え?」
「瑛梨奈のチョコ欲しい」
瑛梨奈と同じ目線になるようにしゃがんでもう一度手を伸ばす。
「なん、で…」
泣きそうな顔になる瑛梨奈にハッとする。
何やってんだよ。俺は。
瑛梨奈はまえに進もうとしているのに。
どうしても俺のことを考えて欲しいなんてバカなのか。
バカでもいい。瑛梨奈のことが好きなんだ。
「冗談だよ。累さんと楽しんでな」
瑛梨奈の頭に軽く触れて
「じゃあな」
寮の中に入っていく。