空と君とダイヤモンドと
「優勝したいからなんじゃないの?」
「んなのしたいけどさ、部活くることにそこは重要じゃねぇ」
「え?」
じゃあ何のためにこんなに辛いからだをおしてまで部活にくるのだろうか。
試合のためとしか考えられない。
「お前に会いたいからに決まってんだろ」
トロンした目であたしを見つめる。
その瞳が色っぽくて目が離せなくなる。
「…ワカ?」
「ごめん」
「え?」
気づいた瞬間にはワカの暖かい腕の中にいた。
「好きだ」
「な、に言ってるの?」
あの時あたしを振ったのはワカなのに。
どうしてそんなことを言うのだろう。
「好きなんだよ。瑛梨奈が。身をひこうとした。塁さんといたほうがいいだろうから。でもやっぱり俺が幸せにしたいと願ってしまうんだ」
熱があるからだろうか。
ずっとそっぽを向かれていたワカが今日はやけに素直だ。
「…もうそういうのは無理だよ…」
あたしは前を向いているのに。
後ろに引っ張らないでよ。
「んなのしたいけどさ、部活くることにそこは重要じゃねぇ」
「え?」
じゃあ何のためにこんなに辛いからだをおしてまで部活にくるのだろうか。
試合のためとしか考えられない。
「お前に会いたいからに決まってんだろ」
トロンした目であたしを見つめる。
その瞳が色っぽくて目が離せなくなる。
「…ワカ?」
「ごめん」
「え?」
気づいた瞬間にはワカの暖かい腕の中にいた。
「好きだ」
「な、に言ってるの?」
あの時あたしを振ったのはワカなのに。
どうしてそんなことを言うのだろう。
「好きなんだよ。瑛梨奈が。身をひこうとした。塁さんといたほうがいいだろうから。でもやっぱり俺が幸せにしたいと願ってしまうんだ」
熱があるからだろうか。
ずっとそっぽを向かれていたワカが今日はやけに素直だ。
「…もうそういうのは無理だよ…」
あたしは前を向いているのに。
後ろに引っ張らないでよ。