空と君とダイヤモンドと
「あと1球…」
3-2でうちの大学が勝っている。
だからここで抑えれば優勝。
ワカがバッターに球を投じる。
相手の元に届いて
バットが空を切る───
「空振り三振!バッターアウト!!」
「決まったーーーー!」
湧き上がるベンチ。
マウンドに駆け寄る選手たち。
ベンチからみんな選手が出てってマウンドで人差し指を上に上げている。
奪ったんだ。
頂点を…───
みんなワカの頭を撫でたり叩いたり。
もみくちゃになっているのが見える。
「よかったね。ワカ」
5年ぶりの優勝だから、1年生から四年生まで誰も経験のしたことのなかった優勝。
「ほら、瑛梨奈行くぞ!」
皐月くんに手を引かれる。
「うん!」
グラウンドに整列をする。
「「ありがとうございました!!」」
いつもの整列とは全然違う。
あたしたち優勝したんだ。
塁くんがいるうちに優勝。
それがあたしのずっと願ってた目標だった。
叶ったんだね。
3-2でうちの大学が勝っている。
だからここで抑えれば優勝。
ワカがバッターに球を投じる。
相手の元に届いて
バットが空を切る───
「空振り三振!バッターアウト!!」
「決まったーーーー!」
湧き上がるベンチ。
マウンドに駆け寄る選手たち。
ベンチからみんな選手が出てってマウンドで人差し指を上に上げている。
奪ったんだ。
頂点を…───
みんなワカの頭を撫でたり叩いたり。
もみくちゃになっているのが見える。
「よかったね。ワカ」
5年ぶりの優勝だから、1年生から四年生まで誰も経験のしたことのなかった優勝。
「ほら、瑛梨奈行くぞ!」
皐月くんに手を引かれる。
「うん!」
グラウンドに整列をする。
「「ありがとうございました!!」」
いつもの整列とは全然違う。
あたしたち優勝したんだ。
塁くんがいるうちに優勝。
それがあたしのずっと願ってた目標だった。
叶ったんだね。