空と君とダイヤモンドと
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「瑛梨奈」
授業が終わって講堂から出ようとしたとこで呼び止められる。
この声はワカだ。
もう何度も何度も聞いたこの声。
「ワカ、どうしたの?」
「ちょっといい?」
「うん」
ワカが歩き出すのであたしもワカの後について歩く。
「どこ行くの?」
「ん?空いてる講堂」
「空いてるところ?」
随分と下調べが入念だななんて考える。
普段あたしたちはここの講堂しか使わないから他なんてあまり入ったことが無い。
「ここ」
少し歩いたところにある講堂のドアノブにワカが触れる。
「ここ初めて来たよ」
「うん。俺もこの前知った」
きっと誰かに呼び出されたとかだろう。
あまりそのへんには触れないでおいてあげる。
「で、どうしたの?」
講堂のドアが閉まったことを確認してワカに聞く。
「瑛梨奈」
授業が終わって講堂から出ようとしたとこで呼び止められる。
この声はワカだ。
もう何度も何度も聞いたこの声。
「ワカ、どうしたの?」
「ちょっといい?」
「うん」
ワカが歩き出すのであたしもワカの後について歩く。
「どこ行くの?」
「ん?空いてる講堂」
「空いてるところ?」
随分と下調べが入念だななんて考える。
普段あたしたちはここの講堂しか使わないから他なんてあまり入ったことが無い。
「ここ」
少し歩いたところにある講堂のドアノブにワカが触れる。
「ここ初めて来たよ」
「うん。俺もこの前知った」
きっと誰かに呼び出されたとかだろう。
あまりそのへんには触れないでおいてあげる。
「で、どうしたの?」
講堂のドアが閉まったことを確認してワカに聞く。