空と君とダイヤモンドと
「俺さめっちゃ小さいんだよ」
「小さい?」
「いつの間にか、ワカと瑛梨奈ちゃんが話すのが嫌になってるんだ」
塁くんがあたしとワカが仲良くするのをあまり好まないってあたしも気づいてた。
だからこそ期待してしまうんだ。
この後に言われる言葉を……───
「…あたしは、どうしたらいいですか?」
判断を塁くんに委ねるあたしはずるいのかもしれない。
「うん。俺、瑛梨奈ちゃんが好きだよ」
ずっと欲しかったこの言葉。
初めて部活を見学して出会ったあの日からずっと夢見ていた。
塁くんにこう言われることを。
「ありがとう」
「俺、さっきも言ったけど小さいからすぐ気にしちゃうんだ。ワカとのこと」
言葉のひとつひとつを噛み締めるようにゆっくりと話す。
「…はい」
ドクンドクンと感じたことのないぐらい胸が波打つのがわかる。
「だから、」
塁くんがゆっくりと深呼吸をしたように感じる。
「小さい?」
「いつの間にか、ワカと瑛梨奈ちゃんが話すのが嫌になってるんだ」
塁くんがあたしとワカが仲良くするのをあまり好まないってあたしも気づいてた。
だからこそ期待してしまうんだ。
この後に言われる言葉を……───
「…あたしは、どうしたらいいですか?」
判断を塁くんに委ねるあたしはずるいのかもしれない。
「うん。俺、瑛梨奈ちゃんが好きだよ」
ずっと欲しかったこの言葉。
初めて部活を見学して出会ったあの日からずっと夢見ていた。
塁くんにこう言われることを。
「ありがとう」
「俺、さっきも言ったけど小さいからすぐ気にしちゃうんだ。ワカとのこと」
言葉のひとつひとつを噛み締めるようにゆっくりと話す。
「…はい」
ドクンドクンと感じたことのないぐらい胸が波打つのがわかる。
「だから、」
塁くんがゆっくりと深呼吸をしたように感じる。