空と君とダイヤモンドと
「でも、あたしが好きなのは塁くんです」
そう言って自分をセーブしないと溢れてしまいそうだから。
「ワカのことを気になるのは仕方ないと思うよ。そう仕向けたのは俺だしね」
「え?」
「俺が瑛梨奈ちゃんから離れるときにワカに頼んだから。瑛梨奈ちゃんのこと」
ワカにあたしといるように頼んだから、ワカはあたしといてくれたのかな。
いや、それは違う。
ワカがいたかったからいたはずだ。
「でも、ワカと付き合ったのはあたしの意思なんで」
「うん。わかってる。でも、俺があの時離れなかったらこうはなってなかったから。ワカに気持ちがいってたとしても俺のせいなんだ。力ずくで取り戻すけど」
力強いその言葉に真剣さが伺える。
「あたしは何度も言うけど、塁くん以外と付き合うつもりなんてないんで安心してください」
「うん。信じる」
塁くんの〝信じる〟という言葉を無駄にはしたくない。
塁くんの笑顔を守るのはあたしだから。
そう言って自分をセーブしないと溢れてしまいそうだから。
「ワカのことを気になるのは仕方ないと思うよ。そう仕向けたのは俺だしね」
「え?」
「俺が瑛梨奈ちゃんから離れるときにワカに頼んだから。瑛梨奈ちゃんのこと」
ワカにあたしといるように頼んだから、ワカはあたしといてくれたのかな。
いや、それは違う。
ワカがいたかったからいたはずだ。
「でも、ワカと付き合ったのはあたしの意思なんで」
「うん。わかってる。でも、俺があの時離れなかったらこうはなってなかったから。ワカに気持ちがいってたとしても俺のせいなんだ。力ずくで取り戻すけど」
力強いその言葉に真剣さが伺える。
「あたしは何度も言うけど、塁くん以外と付き合うつもりなんてないんで安心してください」
「うん。信じる」
塁くんの〝信じる〟という言葉を無駄にはしたくない。
塁くんの笑顔を守るのはあたしだから。