空と君とダイヤモンドと
「てか、その手!2人は付き合ってるんですか!?」
唯ちゃんの声が辺りに響く。
「声おっきすぎ。付き合ってるからってなんだよ」
「だって…」
唯ちゃんが言いたいことはわかる。
「ワカ先輩、ダメだったってことですか?」
どんどん悲しそうか顔になっていく。
「唯ちゃん…」
「ワカ先輩にあたしを振ったんだから絶対瑛梨奈さんを手に入れて欲しかったのに」
唯ちゃんは今にも泣きそうだ。
「唯ちゃん、1度は付き合ったんだよ」
「え?」
「そんな長くは続かなかったけど。でも、いまは塁くんと付き合ってるの」
唯ちゃんのように好きな人の幸せを願って泣いたことなどあたしにはないから。
唯ちゃんがすごくワカのことを好きなんだって伝わってくる。
「今年のキャンプはワカ先輩と瑛梨奈さんでいるもんだと思ってました」
「ごめんね。唯ちゃんの願いを叶えてあげられなくて」
本当ならあたしがそばにいてワカを幸せにできたらよかったんだけど……──
唯ちゃんの声が辺りに響く。
「声おっきすぎ。付き合ってるからってなんだよ」
「だって…」
唯ちゃんが言いたいことはわかる。
「ワカ先輩、ダメだったってことですか?」
どんどん悲しそうか顔になっていく。
「唯ちゃん…」
「ワカ先輩にあたしを振ったんだから絶対瑛梨奈さんを手に入れて欲しかったのに」
唯ちゃんは今にも泣きそうだ。
「唯ちゃん、1度は付き合ったんだよ」
「え?」
「そんな長くは続かなかったけど。でも、いまは塁くんと付き合ってるの」
唯ちゃんのように好きな人の幸せを願って泣いたことなどあたしにはないから。
唯ちゃんがすごくワカのことを好きなんだって伝わってくる。
「今年のキャンプはワカ先輩と瑛梨奈さんでいるもんだと思ってました」
「ごめんね。唯ちゃんの願いを叶えてあげられなくて」
本当ならあたしがそばにいてワカを幸せにできたらよかったんだけど……──