空と君とダイヤモンドと
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「Dチーム 1位指名 K大 谷口琉希」
食堂にわぁ!っと歓声があがる。
「琉希やったじゃん!」
これからの指名を控えてる塁くんが自分のことのように喜んで琉希さんに抱きつく。
「1位か。すげぇな琉希さん」
あたしの隣に座ったワカが目を細める。
「うん。ほんと」
「俺も来年か…」
来年、ワカはきっと選ばれるはずだ。
ワカが選ばれないはずなんてないし。
「プロになったらワカが遠くなっちゃうな」
「なーに言ってんだよ。いまはほら、彼氏が遠くなるかもじゃん」
あたしおでこにデコピンを落とす。
「…選んでほしい」
塁くんの夢だって。
知ってるからこそ、本当に塁くんが選ばれてほしいんだ。
「1位の会見あるからいくぞ、琉希」
「はい」
監督に連れられて琉希さんが食堂から出ていく。
「Dチーム 1位指名 K大 谷口琉希」
食堂にわぁ!っと歓声があがる。
「琉希やったじゃん!」
これからの指名を控えてる塁くんが自分のことのように喜んで琉希さんに抱きつく。
「1位か。すげぇな琉希さん」
あたしの隣に座ったワカが目を細める。
「うん。ほんと」
「俺も来年か…」
来年、ワカはきっと選ばれるはずだ。
ワカが選ばれないはずなんてないし。
「プロになったらワカが遠くなっちゃうな」
「なーに言ってんだよ。いまはほら、彼氏が遠くなるかもじゃん」
あたしおでこにデコピンを落とす。
「…選んでほしい」
塁くんの夢だって。
知ってるからこそ、本当に塁くんが選ばれてほしいんだ。
「1位の会見あるからいくぞ、琉希」
「はい」
監督に連れられて琉希さんが食堂から出ていく。